利権

分業のメリット

分業は、仕事や責任範囲を細分化して
スキルの選別(固定化)を行うことで、効率よく物事を進めることができる。

なぜ効率化ができるか、
それは仕事や責任の範囲が狭くなることで意識が集中でき、
専門的な掘り下げが発生し、技能の卓越が見込まれるから。

または、孫氏の兵法のように、対応する人間の特性を
仕事内容と比較して、その仕事に合った(と見込まれる)人物をあてがうことができること。
こういった点が、分業を行うことのメリットと言えるでしょう。

分業のデメリット

これは、専門的な掘り下げという話と逆説になってしまうのですが、
全体を通して幅広く見ることができなくなり、視野が狭くなってしまうこと。
局部的な対処療法が乱立するのみで、根本的・抜本的な改善ができなくなってしまうこと。
さらには、依存関係が大量に生成されてしまうため、どうしてもしがらみや
負の遺産というものが蓄積されていってしまう。という点があるかと思います。

そして、これは金銭(賃金)や権利ということばと密接に関係しているのですが、
利権が脅かされないように、自分の取り分が減らないように、
あえて無駄なことをする人達の「介在する空間」を作りやすくなってしまうこと。
専属的に細分化されるほどに、外部から異常に気付きにくくなるために起こることかと思います。
流れない水は腐るのです。

現代というもの

今の世の中は、細分化されすぎており、
前述の「利権」が人の形をしているような状況かと思います。
本来、必要ないような「仕事」とは呼べない無駄な作業を、分業によって「ブランド化」することでさも意味ありげな洗脳をし、
ある意味では神格化して堅持させようと躍起になっているようにも見えます。

生活のために分業を行い、分業が固定化を誘発し、固定化が利権の温床となり、
利権から弾き出された人々が、さらに生活のために分業化を進める。
そういった負のスパイラルが起きているようにも思います。

では、どうするのか?

ここまでの話で、「分業」そのものに問題があると伝わってしまったなら、
それは誤解です。すみません。
分業や専門性を持った領域というのは、これからも必要だろうと思います。

「個々個人が情熱的になれる分野」
これが、これからの分業する上での1つの指針になるのではないかと思います。

では、今までの分業と何が違うのか。という事についてですが、
やはり「利権」をなくすことが本質的な改善につながると考えます。

ただ、「利権」そのものは個として存在しているものではなく、
副次的にできているものだと思うのです。
つまり「利権」はまだ分解できる。
分解すると何が最小の要素として残るのか、それは、
「お金」と「所有」です。
所有については、「所有する権利」とも補足できます。

「お金」と「所有する権利」

この2つが、人類並びに地球全体にとって負の要素であると認め、
完全に撤廃することが必要不可欠です。

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