そもそも消費とは
2種類の消費
消費というもの。
これについては、2種類あると考えています。
それは「生物的消費」と「経済的消費」です。
生物的消費について
生物的消費を説明すると、
単純に「あらゆる生物(動植物、虫や菌などの微生物etc.)が生きるために、何かを取り入れてエネルギーに変換すること」になるかなと思います。
この場合の、消費する側の生き物は、
消費した際に酵素などで何らかの変換(分解合成)を行い、いわゆる老廃物という結果として何かを排出しているわけです。
この老廃物を他の生物が必要としているケースが大半である(結果としてそうなってる)ため、ある意味で消費者は即ち誰かの「生産者」であると言えます。
(この点、植物や微生物は無機物→有機物という変換が可能であるため、真の生産者と呼べるのではないかとも考えています。)
経済的消費について
今度は経済的消費についてですが、
こちらは「お金を支払って、モノや権利を手に入れること」と言えます。
手に入れた、つまり交換した段階で成立するので、手に入れたモノやコトが正しく扱われるかどうかは全く不明です。
両者の違い
「生物的消費」と「経済的消費」は大きく違っている点があって、
それは、
「生物的」は、無機物および有機物が大きなサイクルで循環しているのに対して、
「経済的」の方は循環しておらず、
いつか途切れる性質であるということ。
売買や交換という消費によって発生するモノの移動が、最終的には大気中や海(川)や地面に廃棄という形で捨てられ、
誰にも分解されずに再消費の糧にもならない結果で終わるということ。
(宇宙空間でも同じくです。)
循環しなければ継続はなく、当然
持続可能性などは皆無となるでしょう。
これを解決するには、やはりお金、並びに所有の概念を棄て去る他ないのですが、
ただ、これは実現までに多くの時間と力を要するのも事実です。
提案として
実現までのあいだ、表現を変えることで潜在意識の変革を期待するのはいかがでしょうか?
例えば、「消費者」という言葉を「最終管理責任者」という呼称にして、
「購入」ではなく、「(最終管理責任の)責務委譲」とする。
(潜在的な意識付けを変えるのが目的なので、責務不履行となった場合のペナルティは、設けない方が良いと考えます。)
こうすることで、小手先ではあるものの、
現状を大きく変えずにもう少しだけでも循環する状況を創り出せるのではないかと期待します。
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